Ｍ．Ａ様 ６０代女性
八王子市在住
重度の首のコリ
当院の患者様のご紹介でＫ．Ｓ．様が初めてご来院されました。
症状は、右手の腱鞘炎です。
『先生、これが治るんでしたら私何でもしますよ！』 これが初診でのＭ．Ａ．様の第一声です。
当院のホームページを見てこの先生だったらもしかしたら……と思い受診を決意されたそうです。
早速触診での検査をしたところ、左の肩から首にかけてのコリがひどい。
特に首筋のコリといったら半端な硬さではありません！
『もう、この１０年以上これが辛くて辛くて……』と切実な表情です。
「緩消法をしっかり覚えて実践して下さい。これがあなたのつらい症状を確実に解消できる条件です。」との話に随分と安堵された様子でした。
今まで良くなるということは何でもやってみたり、治療院を何か所も何年も通ったそうです。
しかし、良くなるどころか年々症状が悪化してきたそうです。
なぜ良くならなかったのか！？ それは的外れなことをしていたこと。
根本原因をしっかり取り除くことをしていなかったこと。
時間をかけてＭ．Ａ様にしっかり理解して頂けるように身体の構造的な問題点を丁寧に説明しました。
ヒアリングの中で１点気にかかることがありました。
それは、血圧降下剤を３か月ほど前から常用していることです。
よく聞けばそれほど心配するような血圧でもないのです。
係りつけの医者に勧められたとのことです。
血圧降下剤を服用することのデメリットも併せてお伝えしました。
さて、治療は、腰部の緩消法を中心に施術しました。
案の定Ｍ．Ａ．様の腰は降下剤を服用されている方特有の筋肉をされています。
『このお薬は何とかなりませんか？』という私の問いには、はっきりとしたお答えはもらえませんでした。
腰に続き肩甲骨まわりそして首に緩消法を実施しました。
この施術で今までとは何か違うものを感じたようで、これから週２回のペースで通院したいとのご希望です。
それから約２か月間、何としてでも今の辛い症状を解消したい熱心なＭ．Ａ．様は緩消法も自宅で実践しながら当院に通院されました。
その成果は、来院時の辛さを『１０』としたら『９』とのことでした。
おかしい・・・・・ 私の率直な感想です。
そこで、再度Ｍ．Ａ．様にお薬の影響について確認したところ、降下剤を飲むのをやめると決断されました。
その後１か月間同じペースで通院されたところ、辛さが『９』→『６』に変化してきました。
氷のように冷たかった手足に少し温かみが出てきたとも仰います。
身体も軽くなり歩くのがとても楽になったそうです。
薬の影響が相当あったようです。
本当に身体を改善できる方法（緩消法）に出会えたことをＭ．Ａ．様は涙を滲ませて喜ばれました。
『今後も完治を目指して治療を継続させてください！』
長年辛い症状で悩んでいる患者様にとっては、緩消法のこの『確実性』が明るい未来を身近に感じさせてくれるようです。
認定院と患者様とのきめ細かいコミュニケーションの重要性を実感した症例でした。
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