ヨガのポーズ=修行
ヨガをしている人達のことを、ヨガ行者、と言っています。
では、行者とは、どのような人達のことでしょうか?
行者とは、修行を行う者のことで、断食や坐禅などの苦行をする人の事。
この言葉からも、ヨガのポーズそのものは、修行、苦行であると言っているようなものです。
修行・苦行は身体を痛めつけて、鍛え上げる事なので、健康でない人の身体に良いわけがありません。
修行ができるのは選ばれた強い人間だけでしょう。
ヨガをして健康になる方がいることも事実です。
一方で、ヨガをして健康になれるのは、もともとの基礎体力がしっかりしていて、関節も筋肉も柔軟性がある、選ばれた人達だけ、という捉え方もできます。
筋肉の弱点
「ヨガのポーズをして腰痛になった」という話を聞いたことはないでしょうか。
なぜヨガのポーズで腰痛になる方がいるのでしょうか?
まず本題に入る前に、「痛み」について簡単に説明しましょう。
人間の体の中で痛みを感じ取る事ができるのは筋肉です。
痛みは、筋肉が緊張することで、血行不良になるために起こります。
実は、痛みがなくても、健康に不安がある人、健康になりたい人のほとんどは、大なり小なり筋肉に緊張があり、筋肉が硬くなっています。
痛みを治そうと思って、してはいけないことがいくつかあります。
今回は、その中でヨガに関係する2つのNGをお伝えします。
痛みを治そうと思って、硬い筋肉にしてはいけないことの1つ目は
『ストレッチ』。
つまり、“筋肉を伸ばす”ことです。
あと1つが、ご自分の“筋力の限界を超えて使ってしまう”ことです。
猫のポーズは筋肉の強敵
ヨガポーズの1つである「猫のポーズ」を例に挙げましょう。
猫のように腰を丸める動作をすると、腰の筋肉にストレッチがかかり、硬くなっている筋肉の線維に細かい傷がつきます。
筋肉は傷を修復するために、傷口にカルシウムをくっつけて動かないようにします。
猫のポーズをすることで、筋肉をより硬くしてしまうのです。
逆に、猫のポーズの腰を反らす時は、腹筋をストレッチしてしまうことで、筋肉を痛めてしまいます。
ご自分の筋肉、腱や靭帯の動く範囲なら筋肉が傷つくことはありません。
ところが、ほとんどの方はご自分の動ける範囲を超えて、ポーズを取ってしまいます。
猫のポーズのメリット・デメリット
猫のポーズをすることによって、リラックス効果が得られるというメリットはあります。
しかし、筋肉が傷つき、痛みが出て、慢性痛になってしまう方がいるのも事実です。
痛みが出てしまってからでは、治すという手間も発生しますので、デメリットになります。
猫のポーズが悪いわけではありません。
メリット・デメリットを理解し、行っていただくのが良いと思います。
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