偽りの痛みの原因 │ 【痛みの専門院】腰痛・ぎっくり腰・肩こり・関節痛・片頭痛・腱鞘炎(東京・日本橋)

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4.偽りの痛みの原因

今や情報社会になり、インターネットも普及しました。
そして痛みの原因についてあらゆることが記されています。
「そんなことは無いだろー」と笑ってしまうものも少なくありません。
良く聞く偽りの痛みの原因について知りたいですよね。

まず、前提にあるのは私が18歳から32歳まで、コルセットを3つ巻きながら何とか生きていた重度の腰痛患者ということです。
ありとあらゆる治療はしてきましたので、経験もふまえお伝えします。

椎間板ヘルニア / 脊柱管狭窄症 / 腰椎すべり症 / 腰椎分離症 / 歯並びの悪さ / 骨格のゆがみ / うつ病 / ストレス / 冷え / 怒り / 内臓疾患 / 加齢 / パーキンソン このくらいが代表的な良く聞く原因でしょうか?

その前に、医学博士や大学教授まで、痛みの原因はこれらだと言うのでしょう?
わかりやすいように、腰痛(腰から足先)の痛みや痺れの原因で説明しますね。
椎間板ヘルニア
腰が痛ければ、ほとんどの人は病院へいくと思います。
そして、レントゲンやMRIで画像診断を行います。
この白く写らなければいけない場所が、黒くなっています。
医師;「椎間板が飛び出していますね」
このように言われた患者は、不安になり恐怖を感じる人は少なくありません。
でも、少し考えて見ましょう。
椎間板とは、神経より軟らかいので、神経の圧迫すらできません。
そして、猫でも犬でも椎間板は飛び出していますし、
腰に痛みの無い60歳の76%に椎間板ヘルニアがあることも発表されています。
「椎間板ヘルニア」と診断されたらまずは安心。
「普通の動物です」といわれたのと同じですから。
他に重大な病気でなくて良かったです。

しかし、なぜこのようなことが医療現場で起こっているのでしょう?

臨床医や病院の研究室にいる研究者は、論文を発表します。
自分の功績を認めてもらいたいものです。 これは、私も同じです。

どのような論文が多いかというと、こんな感じです。
腰痛患者を100人集めます。
レントゲンで画像診断したところ、○○%の患者に椎間板ヘルニアの所見がある。
「これは、椎間板が飛び出し、神経が圧迫しているからだ!」
1911年アメリカの医学博士の論文です。
その前に、椎間板は神経より軟らかいので圧迫できません。


脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症 脊柱管は狭くなっているといっているだけの診断名です。
脊柱管を狭くしているのは、椎間板・靭帯・骨のどれかになります。
私は今でも椎間板ヘルニア3箇所と別の脊柱管狭窄症が1箇所あります。
ですから脊柱管狭窄症は4箇所ということになります。
腰に痛みの無い60歳の87%に脊柱管が狭窄しているという論文もあります。


腰椎すべり症
腰椎すべり症は、腰椎がズレている状態です。
骨には神経がありませんから、ズレただけでは痛みは感じません。
極度のすべり症の場合、神経が圧迫されて運動麻痺(痛みは無いけど動かない)が起こります。
骨がズレて、筋肉の損傷・靭帯の損傷などあれば、そのすべり症の箇所に激痛があり、立てない状況になります。
腰椎分離症
腰椎分離症とは、簡単に言えば腰椎の骨折です。
骨には神経がありませんから、骨が折れても骨からは痛みが出ません。
骨折したときに、筋肉の損傷・靭帯の損傷などあれば、その骨折箇所に激痛があり、立てない状況になります。
ちなみに、プロ野球選手のほとんどが分離症です。
また、甲子園に出場する高校球児の80%以上に分離症が見られるという論文もあります

医師によっては、神経を圧迫しているから痛みが出ると説明されます。
しかし、腰部の神経が圧迫されることにより、足に痛みや痺れが出ることは人間の構造上ありえません。
神経は、電気信号で痛みを伝達しますので、圧迫したときに電気信号が出ることはありません。
生理学的に言えば、圧迫からの痛みがでるなら、生理学(医学)を否定していることになります。
脊髄内の神経を圧迫した場合、運動麻痺(痛くないけど動かない)だけが起こることは、昔から証明されています。
力が入らず(脱力状態)、痛くないけど動かない場合は、必ず病院で診察を受けてください。

ちなみに、MRIには筋肉は写りませんから、痛みとは無関係な診断方法です。
MRIには神経は写りませんから、神経が圧迫しているかどうかすらわかりません。

私も本当の脊柱管狭窄による神経の圧迫での運動麻痺患者はどうすることもできません。
(研究はしています)

4つの例でお分かりになったと思いますが、症状を訴える患者を調べ、空想でも確率により原因を特定する論文が山のように存在しています。
今はほとんど行われていませんが、医学博士でも論文を出せば医学博士の称号が手に入る時代がありました。
(ある程度しっかりした論文ですが)
通称、論文博士と呼ばれますが、医学博士は弁護士より多いのが現状です。

そして、病気の原因のほとんどが確率から割り出す、いわゆる交通量調査と一緒です。
ほとんど動けなくなってきた30歳の当時これを知ったために自分で治すことを決めたのである意味感謝はしています。

【これは、どうでしょう?】
脊柱管狭窄症と診断されたMRI画像

東京都79歳男性は、上半身が曲がり上半身がまったく動かない状態でした。
詳しいことは、パーキンソン病の改善例に、記載があります

千葉県男性65歳は、両足首から先が動かなく、運動障害がありました。
力が入らない脱力状態ではありませんでした。(硬くなって動かせない感じ)
現在はつま先立ちもできますし、小走りでしたら走れます。
ゴルフも行っています。

診断名は診断名として否定はしませんが、痛みとは無関係であるとご理解いただけたと思います。
レントゲン画像・MRI画像は、医療関係の協力を含め数百ありますが、 極端に脊柱管の狭窄が見られるもの、患者の症状が重度であったため、2つ公開します。

歯並びの悪さからの痛み
逆に、歯並びがいい人はどのくらいいるでしょう?
先日、パーティーに呼ばれた席で主催者側のAさんから、歯科医を紹介されました。
Aさん;「坂戸先生、こちらが歯並びを治し腰痛を治している○○医師です」
私;「どうもはじめまして」
すると、
歯科医;「腰痛は歯並びが悪いのも関係していますよね?」と聞かれ
思わず、その場で名刺を捨ててしまいました。ですから名前も忘れました。
何の根拠も無いことは信じても治りません。
私も歯並びは悪いです・・・
ちなみに、歯並びを治したら痛みが消えたと言う人はいるとは思います。
「何もしないで知らないうちに腰痛が治っていました。」という人もいますから。


骨格のゆがみによる痛み
痛みがあるときには筋肉が緊張しています。
筋肉が緊張するということは、筋肉が縮むということです。
ほとんどの痛みは骨格筋(体を動かす筋肉)ですから、 筋肉の両端についている骨は引っ張られます。
そして、骨が正しい場所からずれてしまいます。
これが骨格のゆがみです。
確かに、骨格がゆがむと筋肉は緊張し痛みは出ますが、2年間2cm程度の骨格をゆがめたままの研究では痛みはあっても走れます。
この程度の痛みしか出ませんでした。
激痛で動けないほどの緊張はしない。できない。これが結論です。


うつ病からの痛み
病院へ通っても、どんな治療を受けても治らない・・・
そんな時病院へ行くと
医師;「精神内科へ紹介状を書きますので、精神内科へ行ってください」と。
そして精神内科へ行くとほとんどが「うつ病」と診断されます。
しかし、痛いのがどこでも治らないから憂鬱(ゆううつ)になっているだけなのに・・・
そして、もらった薬を飲むと痛みが消える!
患者;「私、うつ病だったんだ」そう思う患者も少なくありません。
しかし、脳に麻酔をかけたので痛みが感じなくなっているだけです。
筋線維が切れても痛みを感じない麻酔の力はすごいといつでも感じます。
痛みが消えたら憂鬱ではないですよね。
ストレスからの痛み
ストレスをかけたら確かに痛みが出ることがあります。
これは、緊張している筋肉(血行不良状態)にさらに血行不良を起こすからです。
筋肉が緊張していない場合、ストレスをかけても痛みが出るほど筋肉は緊張できません。
このことも忘れましょう。


怒りからの痛み
ストレスと同じです。
何の根拠もデータもありません。忘れましょう。


冷えからの痛み
筋肉を冷やしたら(冷え)確かに痛みが出ることがあります。
これは、緊張している筋肉(血行不良状態)にさらに血行不良を起こすからです。
筋肉が緊張していない場合、冷やしても痛みが出るほど緊張できません。
ただ寒いだけです。 このことも忘れましょう。


内臓疾患からの痛み
内臓が悪いと痛みを感じるという説がありますが、筋肉が緊張し内臓の機能低下がおきると考え、 今まで出会った患者の症状を解明してきました。
※内科臨床医が内臓の痛みを訴える患者に検査をしてもまったく異常がないことに疑問を感じています。 よく相談が来ます。
(多くの患者が検査後、まったく異常がなかったことを経験しています)
この場合、腹部や腰部の筋肉の緊張による痛みです。
また、痛みを感じない患者に胃の検査をしたところ、胃炎や潰瘍が見つかるケースは少なくありません。
※胃や腸など内臓には痛みを感じる神経がない臓器はたくさんあります
しかし、筋肉が硬くなり、内蔵機能が低下していることはありますので、「何かおかしいな」と感じたら病院での検査はしてくださいね。


加齢からの痛み
病院で診察を受けると、「年だからしょうがないよ」という医師がいるそうです。
どんな病気も年齢のせいだけで片付けたら、医師は必要なくなります。
私は18歳で動けなくなりましたが、私を頼ってきた最低年齢は11歳の女の子です。
腰が痛く、母親と一緒に訪ねて来ました。
腰の筋肉の緊張が無くなったら、痛みが消えて喜んでいたのを覚えています。
もし、この女の子に「年のせい」という医師がいたら・・・
ちなみに20歳で「年のせい」といわれた男性が、訪ねてきました。
ある意味、呆れます・・・

年齢を重ねると、動かさない状態で緊張している筋肉が腰部に増えます。
確率として、若年者より高齢者のほうが、筋肉の緊張が多いだけです。

「年だからしょうがないよ」姨捨山ではないので、このことも忘れましょう。



根拠も証明されたデータもなく、あらゆることが痛みの原因になっています。
まだまだ書きたいことはありますが、これくらいでご理解いただけたと思います。
これ以上詳しいことは、直接お会いしたときに聞いてください。
かなり笑って楽しんでもらえると思います。


大手病院でパーキンソン病と診断され筋力低下がある場合でも、痛みと痺れとは無関係です。
改善例はこちらより パーキンソン病の改善例


ここまでの筋肉の話は、難しかったでしょうか?

「難しい・・・」と感じた方へ、もっともっと簡単に説明します。

筋肉が硬くなると、血管がつぶされます。
血液がうまく流れません。

すると、痛みや痺れが出たり、体の調子が悪くなります。

ですから、
筋肉が軟らかくなれば、痛みや痺れが消えて、
健康で楽しく生活できます。


これだけわかれば、問題ありません。