痛み Q&A | 【痛みの専門院】腰痛・ぎっくり腰・肩こり・関節痛・片頭痛・腱鞘炎(東京・日本橋)

電話番号 HOMEへ

1.痛み Q&A

2003年からの研究結果より、一般の方でもわかりやすく説明しています。
ご相談はいつでも受付ますが、こちらをお読みになれば、疑問の99%の答えがあると思います。
まずはご一読頂けますと幸いです。



Q 痛みはなぜ起こるの?

A 痛みの原因は…、

病院での診断名により今後の人生に不安・恐怖を感じる人がほとんどです。
そして、難病であるかのような診断名を宣告され命を絶つ人が後を絶ちません。
診断名は診断名として、まずは本当の痛みのしくみを知ってください。

人体構造の知識が無い場合でも、わかりやすく記載しましたので、細胞レベルの成分、組織については説明していません。
「痛みってこうやって感じるんだ」と理解してください。

痛みの仕組み

人は痛みを感じます。 痛みはなぜ感じるのでしょうか?
この疑問をわかりやすくお伝えします。

痛みは神経の神経終末(先端・末端)で感じ取っています。

神経終末

坐骨神経痛、肋間神経痛など「神経痛」という言葉がありますが、 神経痛とは "神経が痛い" という意味になります。
しかし、神経は痛みを感じ取ることはできても痛みを出しません。
(神経の途中では、痛みの電気信号を伝えることは出来るが、痛みの電気信号を発さない)

神経の断裂

まずは、神経痛という言葉自体が作られた”嘘”の言葉ですから忘れましょう。

痛みを感じ取る神経のある場所のほとんどは筋肉の中にあります。

神経は筋肉の中


筋肉は大きく分けて3種類あり、骨格筋・心筋・平滑筋があります。
○骨格筋−体を動かす筋肉(自分の意思で動く)
○心筋−心臓を動かす筋肉(自分の意志で動かない)
○平滑筋−主に内臓を動かす筋肉(自分の意志で動かない、動く両方)
その他、靭帯、腱、脳や内臓に関連する膜などにも痛みを感じる神経がある。
※さらに詳しい部位については省きます

原因がわからず痛みを感じるときは、筋肉に何かしらの異常があることになります。
※原因がわからない痛みの定義は、最後までお読みください。

痛みの感じる神経のない場所は、骨・椎間板・軟骨・毛・爪などです。

痛みを感じる神経は無い

※骨折したときの痛みは、骨折部位周辺の筋肉の断裂などによる痛み
※椎間板は年齢とともに誰でも減ります。 痛みを感じることができません。
※軟骨が減っても痛みはない。軟骨が完全に無くなり、骨と骨が接触しても痛くない。
※毛・爪の細胞は先端まで生きていますが、切っても痛みはない。

【補足】
ここまでの内容でも、嘘の情報が多いことはお分かりですね。
ヒアルロン酸の注射を打っても痛みが消えない…
コンドロイチンを3年飲み続けているけど痛みが消えない…
グルコサミン…痛みが消えない… 当然のことです。
ただ単純に、これらを摂取したくて飲む・打つというのであれば問題ありませんが、 『痛みを消す』ことが目的である場合、そもそも軟骨には痛みを感じる神経がありませんから、どれだけ摂取しても痛みは消えません。

痛みには3種類あります。
1、切り傷や打ち身など外傷による痛み
2、筋肉を筋力以上の運動をした場合の痛み(筋肉痛)
3、特別に何もしない状態にも関わらず痛む

【例外】
失恋すると心が痛む(これは筋肉の緊張ではない)

1 と 2 は、原因がわかっていますから問題ありません。【例外】も。

人間の体には、血管があり、細胞に酸素や栄養を運ぶための動脈と、細胞から出た老廃物を運ぶ静脈があります。

痛みのしくみ


痛みを感じるときは、細胞に酸素が届かず、酸欠状態により起こります。
この酸欠状態を神経終末で感じ取り、脳に痛みとして伝えます。

酸欠により痛みが出る


これが痛みを感じる仕組みですので、3つの痛みはこのように理解してください。

1、切り傷や打ち身など外傷による痛み
切り傷は、血管を切ってしまうので、切れた血管周辺の細胞に酸素が届かず痛みが出ます。
打ち身の場合、毛細血管が切断され、同じように痛みが出ます。
 内出血(あおたん)しているので、血管が切れていることは理解できると思います。
血管が修復されるまで、痛みが続きます。

毛細血管の切断により痛みが出る


2、筋肉を筋力以上の運動をした場合の痛み(筋肉痛)
体を動かすとき、筋肉を収縮させています。
筋肉を運動をさせる際、栄養源であるブドウ糖と酸素が必要になります。
筋力以上の運動をしたときには、酸素の供給が追いつかなくなり、筋肉内に蓄積してあるピルビン酸という物質が乳酸となり、 供給されなくなった酸素の役割を乳酸が行い筋肉を収縮させますが、乳酸の排出が静脈から追いつかなくなると、筋肉細胞内に乳酸が滞ってしまいます。
そして、滞った乳酸により酸素を正常(必要量)に供給できなくなるから起こります。
乳酸は、自然に排出されますが、長くて1週間程度かかることがあります。
このときに、酸素の供給が間に合わず、痛みとして感じます。(いわゆる筋肉痛)
簡単に説明すると、酸素の通る道が、乳酸により渋滞を起こしている状態と考えるとわかりやすいと思います。

乳酸で渋滞中

これでご理解いただけるでしょうか??
3、特別に何もしない状態にも関わらず痛むで、ほとんどの人が困っていますし、
医療現場でも治せないのが現状です。
ですから診断名にとらわれず、本当の痛みの原因を知ることが大事です。

3、特別に何もしない状態にも関わらず痛む
原因のわからない痛みは、筋肉の緊張により起こります。
※筋肉の緊張とは、筋肉が硬くなっている状態

【補足】
『なぜお医者さんは知らないの?』
こんな疑問を感じることでしょう。
実は、今の医学、医師免許を取得するまでの教育では筋肉の分野、 痛みの原因の教育はなされていません。
筋肉の研究者もいますが、ねずみ(ラット)で研究しています。
人間とねずみでは、筋肉の構造が違います。
痛みの原因を特定できない理由はこのためです。

筋肉が緊張すると、筋肉内にある血管や神経が圧迫されます。

血管、神経の圧迫


そして、3つのことが起こります。

1、血管の圧迫による血行不良
2、神経の圧迫による伝達機能の低下

3、筋細線維に・・・(このことについては記載しません。)

1、血管の圧迫による血行不良
筋肉の緊張により血行不良が起こり、痛み・痺れ、冷え、つっぱり、だるい などが起こります。
痛み・痺れ・つっぱりは、筋肉への酸素不足が関係しています。
冷えは、血行不良により各部位の体温低下が起こり感じます。
だるいは、各細胞に栄養が行き届かない場合に感じます
血行不良により栄養が筋細胞に届かないため、筋機能のが十分に行えず、運動障害(硬くなる)が起こる場合もあります。

2、神経の圧迫による伝達機能の低下
筋肉が緊張して筋肉内部神経の圧迫による伝達機能の低下
簡単に説明すると、神経の伝達機能の低下により筋肉運動時でも睡眠時(筋肉の休息)と脳が判断している状態。
血液が必要な細胞に正しく送ることができないと考えるとわかりやすいと思います。
骨格筋(体を動かす筋肉)に対しては間欠跛行(かんけつはこう 間欠性跛行とも言う) (動くと痛くなり、休むと痛みが消える)の状態が起こる。
神経の伝達機能低下について詳しく記載するとすごく長くなるので、筋肉が緊張すればこのようなことになるんだと考えてください。

※脊柱管内の神経を圧迫した場合、下半身不随、排便・排尿障害、腸機能停止、下腿麻痺などの運動麻痺 (痛みはないけど動かない)だけが起こり、痛みや痺れは出ない。

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症の手術をしても痛みや痺れが消えない理由は、痛みや痺れと無関係な手術であるためなのです。

【補足】
このページに記載の運動障害と運動麻痺の違いと定義

運動障害 = 痛みが伴う、伴わないを除き、関節が固まったような感じで動きが悪くなり動きづらい。
関節の固まった感じがなくなれば、動く状態を指します。

運動麻痺 = 痛みがなく動かない状態であり、なおかつ力が抜け関節がぐらぐらして脱力状態である。
運動機能の停止状態を指します。

あなたの心の中では・・・
「よしっ わかった!筋肉を軟らかくすれば痛みが消えるんだ!」


しかし、ちょっと待った!!

これがわかったからといって、行ってはいけないことがあります。
筋肉を揉む・叩く・強く押す・伸ばす など
▼ 筋肉を揉むと悪化します。(マッサージ後の揉み返し)
▼ 10回以上筋肉を叩くとさらにさらに筋肉は緊張する。
▼ 強く押すとさらに筋肉は緊張する。(指圧)
▼ 伸ばすと最悪の場合筋肉の線維が切れる。
ですから、まずは落ち着いて最後まで読んで理解してください。

次は、『筋肉の緊張の種類』へ